2007年9月29日

ストップ温暖化 世界有数の広大な領域と膨大な資源を有する日本

日本ができる地球温暖化対策への最大の貢献は脱アメリカ。日本は直接的、間接的に、アメリカの石油依存型社会にいる。アメリカの石油政策が日本に及ぼす影響は、本来、世界有数の資源国である日本を「資源の乏しい国」と化している。

海域を含めた日本の領土は、世界第5位(?)と聞く。そこには多様かつ、多量な燃料資源およびレアメタルを含む鉱物資源が眠っている。また水資源も世界トップレベル。国民は「日本は資源の乏しい国」と政府のプロパガンダに洗脳され、長い目で見れば非常に非効率な石油依存型社会に身を置いている。

ご存知の通り、ブラジルも石油に頼らない燃料政策をとることに一定の成功を収めている。そんな中、国の将来を考えれば、日本が今や原始的とも言うべき石油燃料を中心に、国家運営する必要はない。燃料はもとより、植物より精製されるプラスチック製品に至るまで、今では、日本の技術を持ってすれば石油に頼らない経済活動が十分可能なはずである。

問題はそのコストであるが、円安誘導による、政官と関係の深い企業を優遇する政策を止め、能力とやる気のあるベンチャー企業に傾注する政策に切り替えれば、わずかな時間でコスト問題は克服できるはずである。

外国人である私から見る日本は、未だアメリカの占領下にある。日本が一日も早く真の独立国家となり、アメリカの息のかからない自由なエネルギー政策へとシフトすることで、日本が世界に誇る技術とともに、世界をリードする脱石油社会を造り上げることを切に願っている。