2012年6月8日

世界最大級の人身売買国、日本


写真は映画 「ヒューマントラフィック」より

日本のメディアが伝えることはほとんどないが、米国は日本を世界最大級の人身売買国として監視している。バブル期には米国人被害者による証言もあった。しかしながら日本国政府、国民には、自国が世界最大級の人身売買国であるという認識はない。

最近では新手の手口として、外国人研修制度を悪用した人身売買も言われるようになっているが、未だ外国人女性・少女に性的強制労働を強いる犯罪が後を絶たない。日本中の繁華街、その駅前一等地にそびえるギャンブル店(パチンコ店等)、そして脇にある性風俗店。夜になれば、裏通りでは外国人の少女が客を引いている街も少なくない。「売春行為は自らの意志によるもの」という意識が日本人にはあり、そこに至った経緯を問わないのが日本社会である

歴史的に見ても日本の性世界は特異である。江戸時代には「セックス体位図鑑」なるものも発行されていた。また戦時中も、戦場にまで女性を同行させていた。今も続く慰安婦問題などである。国連や米国による事実認定を覆し、テレビの討論番組などに識者や政治家を招き、「あれは売春婦だった」と全国放送で言わせるほど、売春と性的人身売買を同一視する傾向が日本社会にはある。そもそもわずか数十年前の戦場にまで、そのような施設を設けた日本人、日本社会、日本国の性に対する倫理観を問う議論が日本国内では欠落している

実は日本人のこのような性的慣習、世界では「セックスマニア」としても知られている。欧米では、日本人の若い女性は「白人男性となら誰でも、いつでも、どこでも寝る」と考えられている。四半世紀前には「イエローキャブ」という言葉が流行ったほどである(手を挙げれば誰でも乗せてくれるイエローな乗りもの意)。またアジア人女性には、日本人男性はみな「変態」もしくは「変態的趣味」があると信じられている。

いつの時代においても、日本社会の中で「少女」は重要な役割を果たしているようである。AKB48人気に代表されるように、社会現象にまでなっている。やはり四半世紀前にも「おニャン子クラブ」が一世を風靡した。日本社会における少女は何か特別の存在であり、また性的人身売買も脱法ギャンブル同様、社会になくてはならない「普通のこと、見て見ぬ振りするもの」となっている。

最後に、世界の保険関係者の間では知られていることであるが、日本は先進国中、唯一、HIV感染者数が増加し続けている国でもある。日本社会の素晴らしい部分を汚す事のないよう、高い倫理観を養う教育が望まれる

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