日本の財政状況について、海外では「エコノミック・チャイルドアビュース」という言葉で表現されることがある。
日本語ではチャイルドアビュースは「児童虐待」などと翻訳されるが、英語でのChild Abuseの「Abuse」とは、本来「悪用」や「乱用」、「不正利用」と言ったことを意味する。すなわちチャイルドアビュースとは、「自らの欲求を満たすために(または自らの「うっ憤」を晴らすために)子供を悪用する」という意味である。
そして「エコノミック・チャイルドアビュース」は、「経済的な(に)子供の(を)乱用」、つまり現世代が自らの欲求を満たすため、「子世代(の財産権等)を悪用する」と言う意味になる。これは紛れもなく、世界的に見れば異例なほどに積み上げてしまったこの国の超巨額債務のことである。
日本国民は借金を積み上げてまで、上級公務員に常識では考えられない浪費を長年させて来た。ワンフライト数百万円もするファーストクラスで出張させ、一泊6万円もするホテルを理由する外遊を許して来た。国内では各地のほぼ一等地に格安の住宅まで提供し、運転手付き高級乗用車もある。