2010年7月12日

早くも「新・第3の道」か― 参院選を経て

昨日の参院選、日本国民はその総意で向こう3年間の「ネジレ国会」を選択した。その真意はどこにあるのだろうか。

周知の通り「ネジレ国会」は政策運営を停滞させ、長期ビジョンが軽視されがちで、方向感のない国家を造りかねない。いや、日本は既に方向感のない国家である。次期衆院選および参院選でこのネジレを解消しない限り、日本はこの先の果てしない政治空白期間を生み出すことになってしまう。

外国でもネジレ国会と取れるような状況はある。但し国民が直接投票して(あるいはそれに近い選出方法により)、国家元首となる大統領を持つ国会のネジレと、日本のように非常に曖昧な政治制度を持つ両議院がネジレることとは相当の差がある。

この先長期に渡り、政治は互いの足を引っ張り合い、方向感のない国家運営となることを避ける為には、もはや「大連立」と言う道しか残されていないのかもしれない。民主党色、自民党色、ともにその「色」を薄めての連立を組み、新たな「第3の道(政治)」を創出していく他ないのだろうか。

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