2011年5月14日

日本にリーダーは必要?

日本で良き指導者が育たない最大の理由は、日本が今も敗戦国であり、既に米国という強力な「リーダー」が存在するからである。そしてその事実から目をそむけようとする国家体制にも大きな問題がある。

敗戦がもたらした連合国による「占領」、これが意味することへの教育が十分にされないまま今に至っている。

米国が日本に有する既得権や同国との従属関係について、日本国民はあまりにもナイーブだ。日本はどこまで独立主権を貫けるのか、果たして本当に独立主権国家なのかなど、再認識があってしかるべきである。逆にここから目をそむけた状態では、自らのリーダーを苦しめ続けである。

政府マスコミの特別な関係も、日米従属関係の下にある。ちょうど王の下で臣下らが「シマ」を分かち合い、権力を用いて私腹を肥やし、民を欺く姿に似ている。これは自らが意思決定最高機関ではないか、国家を外敵から守る最終的な責任者でないために起こる無責任な行動。

国民がこのようなことに関心を持ち、「完全なる主権」を勝ち取ることなくしては、日本国のリーダーがリーダーとしての機能を果たせない以前に、果たす「機会がない」ままとなる。

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