2011年7月23日

衰えない影の支配権力 2

こんな時に増税とは何て愚策。国を商店に置き換えると分かりやすい。店員5名をもつ商店がある。大地震により店舗の半分が崩壊してしまった。どうやら店主は保険に入っていなかったらしい。

こんなとき皆さんが店主であったら、店舗の修理、商売の再開に向け、次のどの道を選択するだろうか、またすべきであろうか。

1. 銀行などからの借入れを起こす。
2. 店員より借り入れ、利子を付けて返済する。
3. あるだけの貯蓄をかき集めて使う。
4. 店員に負担させる(店員の給料から徴収する)。

大震災という有事。余程のワンマン店主でない限り、店員と相談して13のいずれかを民主的に決める。あり得ないのは「4」。これは「店主の救済」を第一に考えたやり方。「店主あっての店員」といった図式である。お考えの通り「復興税」なるものは、「先ずは政府行政を救済する」といったやり方。

日本の支配層は非常にタチが悪い。果実がなくなるまで搾り取って初めて気付くタイプ。いや、そうではない、「自分が取らなくても誰かが取る、だったら先に自分が取ってしまおう」という彼らの本質。日本ではこんなことが合法的にできてしまう。こんな民主国、他にあるだろうか。

自己関連日記: 「トップの影響力