2011年7月12日

トップの影響力 1

近年、何かと話題の多い韓国。私自身、同国への出張が増えたこともあり、同国について考える機会が増えたと感じている。

正直、あまり魅力的な国ではない。それは何故か。同国の歴史、経済等を考えると、日本の負の影響が見えてくる。またそれは同時に、「トップの決断・影響力」とは非常に重いものであると考えさせられる部分でもある。

例えば日韓併合に至る際、朝鮮国王にはそれを避ける為の選択肢も残されていたはずである。フランスやイギリスに「寄り添う」選択だ。

同じ侵略されるのなら、せめて「アジアの国に」との思いがあったのかもしれない。がしかし、権力闘争に明け暮れていた当時の朝鮮。このトップの判断は結果的に裏目に出たと言える。

国王は、後に世界を敵に戦って敗北し、占領されてしまう側を選択しただけでなく、自国民の尊厳を奪い、独自の国土開発を許さない統治者を結果的に選択してしまったわけだ。このことは解放後の同国の発展にも大きな影響を及ぼしている。

トップの決断はその場に限らず、時を超えてそこに所属するメンバー全員の人生と、場合によってはその子孫の人生にまで影響を及ぼすもの。こうしたことは国家に限らず、企業、家族などあらゆる組織に共通して言えることである。

自己関連日記: 子を見て親を知る